Berry&Roseウィッグの基礎知識

ウィッグ(かつら)の種類

ウィッグには医療用ウィッグとファッションウィッグがあります。
種類は大きく分けて人毛100%・人毛と化繊のミックス・化繊100%の3種類があります。
人毛100%と人毛と化繊のミックスは見た目が自然で、医療用ウィッグとして販売されているものが多いです。 内側も肌に優しい素材でできています。
一番安いものが化繊100%のウィッグでファッションウィッグと呼ばれるものが多いです。主に、髪のある人がおしゃれで使用するためのウィッグですが、最近ではファッションウィッグでも医療用として使う方もいらっしゃいます。
そして、内側が帽子タイプになっているウィッグも出回っており、Berry&Roseでも楽らくウィッグが帽子タイプになっています。

ウィッグ(かつら)の素材・特性

≪人毛100%≫
長所はやはり 見た目がとても自然です。
ドライヤーやアイロン、コテが使用でき、パーマもかけられるのでアレンジもしやすいです。
ストレートでロングヘアがお好みの場合は、人毛100%がおすすめです。
短所は、人毛と化繊のミックス・化繊100%に比べ高価であること。そして、原材料が天然のため髪質には個体差があり、細い髪や太い髪、癖が出やすいなどの特徴がみられ状態は様々です。
お値段が高い=品質が良いとは限らず、最近はインターネットで手軽に購入できますが、やはり直接見て触って選ばれるのが良いでしょう。

≪人毛と化繊のミックス≫
配合%については各商品によって違いがあります。
長所は、化繊は形状記憶するものが多いので、スタイルがキープしやすく、癖が出ずらいです。
そして人毛が混ざっているので、人毛100%程ではありませんが自然です。
両方の良い所を持っているので、人毛のお手入れが苦手な方はミックスが使いやすいという方もいらっしゃいます。
短所は多少の艶、テカリがあることです。熱や摩擦に弱く、特に襟足が縮れやすく、使っているうちにゴワつきがでてきます。肌が弱い方は、化繊が肌に触れるとチクチクしたり赤くなってしまう方もいます。
化繊はポリエステルなので、熱がこもりやすく、夏は暑いかもしれません。
Berry&Roseでは、Berryシリーズ・BHDMシリーズがミックスウィッグになります。

≪化繊100%≫
長所はミックスと同様、スタイルがキープしやすいところです。
化繊100%なので形状記憶が洗った後も保たれ、乾かした後でも形が元に戻る性質があり、お手入れが簡単です。そして価格が安価であること。
短所はミックスより更に艶、テカリがあり、熱や摩擦に弱く、襟足が縮れてゴワつき熱がこもりやすいです。
おすすめのスタイルとしては、ショートヘアでは、摩擦が少ないので問題なく使って頂けるかと思います。

一番重要なのは、ご自身のライフスタイルに適しているかどうかです。
希望のヘアスタイルやご自宅でのお手入れ具合によって選ばれると良いでしょう。

人毛ウィッグ(かつら)の品質

現在世界的に品質の良い人毛はなかなか手に入らず、価格も上がっているのが現状です。髪にはランクがあり、品質にはかなりの差があり価格も違います。
例えば、枝毛や切れ毛のある髪・癖の強い髪・カラーやパーマなどで傷んだ髪・白髪など、もともと原料になる髪にこのような髪を使えば、すぐに傷んだりいくら工場で加工して一見見た目が綺麗でも絡んでしまうことが起こります。
一番質の良い髪は12歳〜18歳くらいまでのカラーやパーマをしていない髪と言われています。
人毛は天然のものであり、常に良い髪が手に入るとは限りません。品質に個体差があり毎回違う人毛であるということを前提に購入する必要があります。
しかしそれでも自然さ、手触りの良さなど人毛に勝る化繊はないのが現状で、長くウィッグを使用する方にとって人毛100%のウィッグはなくてはならないものです。
一般的に人毛ウィッグとして販売されている商品は、薬品でキューティクルをはがし、一定の処理をして加工した人毛が多くを占めています。
キューティクルの向きを気にしなくて済むため、工場でも比較的扱いやすく、均一なカラーとある程度揃った髪質を作ることができます。そして、人毛でもファッションウィッグのようなカラフルなカラーも楽しめるようになりました。
しかし、最初はツルツルとしていて見た目や手触りも良いですが、キューティクルがないため、コーティングが落ちてきてしまうと急に傷みや絡みが出てしまうこともあります。
人毛で最高級と言われているのが、レミーヘア―・ヴァージンヘアです。
レミーヘア・ヴァージンヘアはどちらも同一方向にキューティクルを揃え、キューティクルを残したまま加工した人毛のことを言います。

三つ編みにした髪をそのまま切ることで、キューティクルをきれいに揃えることができます。更に最高級の中でもヴァージンヘアは、加工前にカラーやパーマなどの施術をされていない髪で、大量に出回ることのない希少価値が高い人毛になります。
Berry&Roseでは、中国の工場で毛髪を独自のルートで仕入れ、比較的ランクの高いキューティクルを残したレミーヘア・ヴァージンヘアを使用し、製品作りに取り組んでおります。人毛の品質には定評があります。
工場での人毛の取り扱いは非常に難しく、原料仕入れの段階でキューティクルの方向が逆になっていることもあり、経験を積んだバイヤーでも見抜くことが大変な中、品質管理を徹底し、リスクの軽減に務めております。
やはりキューティクルのない人毛とある人毛では、髪の持ちが全く違います。
医療用として長く使用されたい方は、こちらの最高級であるレミーヘア―、ヴァージンヘアがおすすめです。


ウィッグ(かつら)のサイズ

ウィッグを購入する際に大切なのがサイズ選びです。治療によって髪の毛量が増減する方は、それにともない頭囲も変化します。アジャスターの付いているウィッグや購入後にサイズを調整できるウィッグを選ぶと長くご使用できます。
計測方法は、裁縫などで使われるテープ状のメジャーを準備します。
メジャーを肩にかけて0の部分を持ちます。上を向いて後頭部の下のへこんだところ、盆の窪に引っかけて、耳の上を通り生え際を通って重なった所を測ります。
はちまきを巻くイメージです。

[Berry&Roseウィッグ既製サイズ]

Mサイズ:

1番.頭囲 56cm

2番.額生え際〜襟足 35cm

3番.もみあげ〜額の生え際〜もみあげ29cm

4番.耳上〜頭頂部〜耳上 32cm

Sサイズ:

1番.頭囲 54cm

2番.額生え際〜襟足 31cm

3番.もみあげ〜額の生え際〜もみあげ 28cm

4番.耳上〜頭頂部〜耳上 31cm

SSサイズ:

1番.頭囲 53cm

2番.額生え際〜襟足 29cm

3番.もみあげ〜額の生え際〜もみあげ 28cm

4番.耳上〜頭頂部〜耳上 30cm


ウィッグ(かつら)のお手入れ方法

基本的に、シャンプーブロー、毎日のブラッシングはご自宅で可能です。
洗う頻度は、冬場は毎日使って一週間に1回、夏場は一週間に2回程度、使う頻度の少ない方は5・6回に1回くらいが良いでしょう。洗いすぎ、全く洗わないのも傷みの原因になります。
人毛・ミックス・化繊、基本的に洗い方は同じですが、化繊は高い温度のお湯で洗ってしまうと、カールがとれて変形してしまうことがあるので、水で洗うようにして下さい。使用するシャンプーは市販の物で良いですが、シリコン入りのシャンプーの方が手触りが良くなります。トリートメントも必須です。
化繊については、人毛用のシャンプーで洗う必要はなく、ポリエステルなので柔軟剤やアクロンのようなもので洗っていただいても大丈夫です。

ご質問がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。





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  • 井口病院<足立区>
  • 慶應義塾大学病院<新宿区>
  • 陳皮膚科クリニック<品川区>
  • 東京大学医学部付属病院<文京区>
  • *Kショップ・がん相談支援センターにてウィッグの見本あり
  • 山田皮膚科<豊島区>
  • 聖隷佐倉市民病院<千葉県佐倉市>
  • 総合病院国保旭中央病院<千葉県旭市>
  • 船橋中央病院<千葉県船橋市>
  • 静岡がんセンター 乳腺外科<静岡県駿東郡>
  • 都城病院<宮崎県>
  • *がん相談支援センターにてウィッグの見本あり

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